無理問答(むりもんどう)という言葉遊びがあります。
一人が
「AがBとはこれいかに」と、とんちのきいた問いかけをします。
「AがBとはどういうことだ」という意味です。
これに答えて、もう一人が、
「CがDであるがごとし」と、やはりとんちのきいた返答をします。
答えが問いかけとなにかしら関連しているとグッドです。
では実際どんなものなのかを見ていきましょう。
「ここに居るのに犬(居ぬ)とはこれいかに」
「近寄ってくるのに猿(去る)というがごとし」
動物を動物で返しているのが上手です。
「売っても貝(買い)とはこれいかに」
「買っても瓜(売り)というがごとし」
売り買いがきれいに決まっています。
「1台の車でも荷台(2台)とはこれいかに」
「2台の車がぶつかっても重大(10台)事故というがごとし」
車と数字でうまくつながっています。
数字ではこんなものもあります。
「飛行機が1回まわっても旋回(千回)とはこれいかに」
「桜が1回咲いても満開(万回)というがごとし」
千を万で返すのは高等テクニックですね。
「筆を入れないのに筆箱とはこれいかに」
「下駄を入れないのに下駄箱というがごとし」
言われてみれば、確かにそうですね。笑
「山があっても山梨(無し)県とはこれいかに」
「島があっても島根(ねえ)県というがごとし」
池袋ホテルメトロポリタン 1階 「日比谷花壇」
税理士 炭谷 孝