(85)雑談は「で、何の話をしてたんだっけ?」が理想形です。

明治大学教授の齋藤孝さんは、
その著書「雑談力が上がる話し方」の中で、

「一般的に、男性よりも女性のほうが雑談が上手といわれているようです」
と、おっしゃっています。

これは、本当にその通りだなあと思います。

男性はビジネスの習慣が体にしみついてしまっています。

話し方について言えば、
話は相手にわかりやすく
話は要点を整理して
話は順序立てて
結論を言う
などでしょうか。

実はこれらは雑談にはあまり必要がありません。

「それって、要するにこういうことだよね」
と言うと、話はそこで、チャンチャンで終わってしまいます。

一方、女性ですが、
主婦の方3、4人集まった時の雑談はそれはもう見事です。

話の中身や話題に、まとまりや一貫性がありません。
話が平気で飛びます。
ここかと思えばまたまたあちらです。笑
そして話はどんどん広がっていきます

雑談というのは本来そういったものなんだと思います。

齋藤孝さんは本の中でこうおっしゃっています。

雑談に「結論」はいらない。

雑談では、結論というゴールを求めてシュートを打ってはダメなんです。
パス回しが重要なのです。

雑談は、「で、何の話をしてたんだっけ?」が理想形です。

立教大学 池袋キャンパス

税理士 炭谷 孝

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